宮古島海中公園について(2)

プレオープン後の宮古島海中公園を見学してきました

宮古島海中公園 2011-05-08
 今年4月5日のプレオープンを経て、6~7月頃にグランドオープン予定の海中公園施設ですが、現在のところ客足の伸びは好調のようです。4月から5月のコールデンウイークまでは大人入園料金が300円とあって、オープンから12日目で入園者が一万人に達する勢いと報じられています。


宮古島海中公園 料金 (2011年7月以降予定)
海中観察施設 大人1,000円 高校生800円 小中学生500円 6歳以下無料
磯遊び施設 大人1,500 円 高校生1,500円 小中学生1,000円 6歳以下無料
(※5、6月は特別料金で大人500円 高校生400円 小中学生300円 6歳以下無料  広報みやこじまより)


宮古島海中公園 磯あそびエリア 2011-05-08
 正規の料金は表に示すようになるのですが、この公園施設にたいする私の懸念はなかなか胸中を去りません。磯あそびエリアの帆かけサバニやシーカヤック等の体験乗船は、陸地に囲まれた湖沼のような場所で行われるとあって、自然災害等の被害は考えにくいのですが、問題は海中公園のメイン施設となる海中観察施設や管理棟、そして管理棟に隣りあわせて建てられる予定の直売施設等です。素人目にも毎年のように襲ってくる台風、風と波にあの施設が果たして耐えられるのか。耐えられるとしても、維持修繕の費用を毎年のように注がねばならないハメに陥りはしないか。その疑念が取り払えないのです。これらの施設が建っている場所は風や波にたいしてまったくの無防備です。自然を甘く見てはいけない、というのが自戒を込めた私の思いなのですが、議会でこの公園計画に賛成できなかった(賛成しなかった場合は反対とみなされます)大きな理由がこの点です。


 補助金の9億円は確かに魅力的です。海中公園計画の以前にすでに供用されていた隣在の「健康ふれあいランド公園」の誘客力が弱く、この「公園」と併せるかたちで相乗効果をねらったというのも理解はできるのですが、しかしながら、私にはこの計画は無謀としか思えませんでした。

 9億円の工事費が宮古に下りるので、それで島の産業はもちろん潤うのですが、それはそうであっても仮にせっかくの施設が無駄になるようでしたらその責めは誰が負うのでしょうか。工事費は下りたのだからそれでいいのではないのか、というような時代はもうおわっているのではないでしょうか。


 新たな観光施設の整備に対して賛成をしなかったということで、支持者の方や市民の皆さんからのお叱りもありました。それはそれで甘受しますが、工事中におきた周辺サンゴの死滅や海中への微粉末の拡散等施工者の不手際、市の指導力の弱さもめだちました。これらのことが、海中公園本来の魅力を損なっていると思われます。加えて東日本大震災や長引く不況で観光客数の落ち込みも予測されます。悲観的といわれればそれまでですが、将来、それらが杞憂に過ぎなかったという結果であることを祈らずにはおれません。


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