宮古島市議会議員出場表明に寄せて

宮古島市議会議員選挙(2017年10月22日投票)

 2017年(平成29年)9月6日の沖縄タイムスは、1面トップで宮古島への陸自配備計画について、防衛省が地対空、地対艦ミサイルを保管する弾薬庫や射撃訓練場などの配備先を宮古島市城辺保良にある採石場(保良鉱山)とする方向で最終調整している、と報道しました。

この報道を目にしたとき、自分のなかで言いようのない戦慄がはしったことが思い出されます。城辺の福嶺地域とりわけゴルフ場や東平安名岬近くがねらわれている、もしかすると保良鉱山も、という噂は耳にしていたのだが、このことが現実味を帯びてきたということに怒りがわいてきました。

 「隣接する場所に不発弾の保管庫が既に置かれており、弾薬庫なら駄目だとはならないのではないか。地元の理解も得やすいと思う」などとする関係者の発言には心底あきれ果てます。不発弾置き場は沖縄県の施設で、敷地面積は10アール足らず。無害化された大小の砲弾などを仮置きする建物で万が一にも危険性はないと説明され、激しい反対のなか、地域住民の土地でもなかったことから造られた経緯があります。それを口実に「理解が得やすいのでは」というのは地域の事情を知らなすぎるにもほどがあるというものです。

 宮古島への新たな軍事施設の配備は不必要というのが多くの人々の意見です。有事は国と国の確執の果てに起こりますが、そうであってもこの小さな島の人々がまきき込まれないような最大限の配慮をするのが為政者(特に市長)のつとめではないのか。第一、住民は逃げ場がない。弾薬庫やミサイル発射訓練などがおこなわれる隣で安心・安全な生活をと言われてもそれは無理な話ではないのか。鉱山から近くの民家までは直線距離にして200メートル程度だし、近接する保良集落で308名・178世帯、七又集落で48名29世帯が暮らしている(平成29 年4月現在)。

 中国脅威論がとり沙汰されるが、何を目的として中国が宮古・八重山諸島を侵略または攻めてくるというのか。私たちにそのような切実な懸念などない。
 ともあれ、私(私たち)は、宮古島へのこれ以上の軍事施設の配備に反対し、拒絶する。そのことが島民の安心・安全を保証する手だてだと思っています。

 市議選に臨む自身の姿勢としては、他に教育(特に学校の統廃合問題)、産業、観光、福祉と暮らし、環境等々、市当局に論戦をいどむ準備もできています。総合して言えば、やはり「宮古島市の」均衡ある発展が目標です。

 自身の市議選への出場表明にいたる過程にはさまざまな悩みがつきまとい、それ故かなり出遅れました。出場を力強く後押ししてくださった諸氏、いさめる言葉をかけてくださった方々、励ましてくださる方々に感謝の念をこころに進んでいきたいと思っています。

  

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