何を改革すべきか

破綻寸前のこの国を憂う。
官、マスコミ、国民は...

 8月30日施行予定の衆院選に向けて民主党がマニフェストを発表しました。目玉は子ども手当ての創設、公立高校無償化、ガソリン税など暫定税率廃止などとされますが、そのための財源をどこで工面するかで与党から批判の声があがっているようです。

 民主党は「徹底した無駄の排除や特別会計の埋蔵金を活用するとしています、財源をめぐって「あいまい、無責任」という批判が与党からはあがっています。この財源捻出批判は「それほど無駄はない」ということと「霞ヶ関が激しく抵抗する」からだといわれています。

 マスコミなど「官僚の抵抗に勝てるのか疑問」などというのもあります。天下りや政官財の癒着などに代表される官主導が国を破綻寸前に追い込み「官栄えて民細る」状態であれば、せめて与党も脱霞ヶ関をかかげて政策を競ってはどうなのでしょう。マスコミも「霞ヶ関の壁に打ち勝てるか」などと傍観者的な見出しですませるのではなく、国民の声を代表して、政策を競う論争の場を積極的に設定してほしい気がします(一部やっているマスコミもありますが)。

 改革すべきは何なのか、破綻寸前の国の財政状況や経済の閉塞状況をどう切り開くのか、そして夢のもてる未来志向の政策などを競い合って欲しいものです。

  

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