9月議会等にふれて(2012)

旧城辺役場跡地の利活用について

旧城辺役場跡地の利活用について



 2012(平成24)年11月9日(金)、城辺公民館(改善センター)で「旧城辺役場跡地利活用意見交換会」が、開かれました。城辺支所主催の会合で、出席者は城辺学区の自治会長さん、城辺地区地域づくり協議会役員、城辺地域の市議会議員、地域審議会会長、婦人会、老人クラブ会長等々、合計20名程度でした。

 旧役場跡地の利活用については、今年の6月議会で当局側が平成25年度中に役場建物をとりこわす予定であること、跡地には「屋根付きゲートボール場」を整備することなどを検討している(総務部長)旨の答弁があり、このことに対して9月議会で異論が相次いだため、地元の意見をきく必要性にせまられたものと思われます。

 地元の意見をきいて施策に活かすということは普通になされることであるのに、自治会や周辺住民の意見を求めないということは、行政運営上やはり片手落ちのそしりを免れません。意見交換会ではそのあたりの釈明に追われる一幕もありましたが、それでも地元で意見交換会をひらいたことは結果として評価されます。

 私自身、この件については9月議会で質問をした経緯もあり、意見交換会にのぞんでは少々考えをまとめておきましたので、おおむね以下のことを発言いたしました。

 跡地利活用に関していえば、旧役場の位置が宮古島東端の保良集落と平良市街地を往来する幹線(旧役場前は国道)沿いにあり、いわば近隣での一等地で、さまざまな利点をもっていることを念頭にする必要があります。城辺地区は過疎、少子・高齢化がすすみ、若者の流出がつづく地区です。とすれば、やはり、跡地利活用にかかるキーワードは若者定住や、雇用機会の創出、起業機会の促進策、企業の誘致等であり、同時に、高齢者福祉施策の充実になるのではないでしょうか。という点に留意して、跡地には、多機能型施設の整備を検討してもらいたい、という思いをもって

  1. リラクジェーション施設の設置 (勤労者、高齢者等の疲労回復、リハビリ、筋トレ、マッサージチェアー等の健康維持のための機具整備)
  2. 地域産品の直売コーナーの設置
  3. 喫茶、軽食店の導入(近くに飲食店が少ない)
  4. 宮古島市で一番明るく、清潔なトイレ
  5. これらの設備を収蔵する宮古島らしい建物
  6. 広く整備された駐車場
  7. 周辺自治会が管理運営の組織を編成(NPO化等)の上管理でるシステム


 その他には、可能かどうかは別にして、1階に前記のような多機能型施設、2階以上を公営住宅(団地)にできればいいね、という意見もあり、とにかく多くの人々の意見を聴取することは大切だという感慨をもちました。当局は積極的に耳を傾けて欲しいところです。

  

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