沖縄本島視察報告(2011年4月)

 2011年(平成23)3月28・29日の両日沖縄本島に行き、主として海産物の直売施設を視察してきました。目的は、宮古島市にある海産物等の直売施設があまり機能していないと感じていたこともあって、海産物直売施設、海と関連した地域産品等の販売施設です。同行したのは長崎富夫、山里雅彦両市議。

泊いゆまち
 28日、那覇市港町の泊港ちかく「泊いゆまち」。「いゆ」は言わずと知れた「さかな」のことです。建物内では24店舗がそれぞれ自慢の新鮮かつ豊富な海産物を直売していて、見学するだけで楽しく、その豊富さには驚くばかりでした。とにかく安いのには(こちらの半額程度)びっくりでした。お昼にはまだ早い時間とあって客数は多くなかったのですが、昼からにぎわうのでしょう。施設の外にはテントを利用した農産物の直売施設もあり、利用者のニーズに対応した配置を感じました。


アワセパヤオ直売店
 次に行ったのが沖縄県中央卸売市場(那覇)。たいへん大きな施設でした。農産物が主で外国産もありました。巨大施設ですがフル活用されている感じがなく、今後もっと充実していくのだろうなという感想でした。


海の駅あやはし館
  次に沖縄市泡瀬漁港にある市漁業協同組合の「アワセパヤオ直売店」。ここは見学された方も多いと思うのですが、昼食時ともかちあってお客様がいっぱいでした。泡瀬漁港を眼前に、こじんまりとした施設ですが漁協施設に販売施設を併設しており、その一体的活用はたいへんユニークでした。


 その後、小・中学校の統廃合問題でゆれる、うるま市の平安座島や浜比嘉島など4島まで足を伸ばし、平安座島にある「海の駅あやはし館」を見ました。ここでも地域産品が盛りだくさんで、館施設が新しいだけに清潔感にあふれていました。館内は都会風で明るく、海を見ながらのレストラン施設も素敵でした。こんな施設が私の住む地域にもあれば・・と。

 今回の視察ではそれぞれの施設の特徴がよく現れていて、参考になることばかりでしたが、宮古でも真似してほしい施設が沖縄市の「アワセパヤオ直売店」。漁協が経営している直売店ということもあって、海産物の直売と併せて設えられた海の幸満載の簡易レストラン風スペースも利用者でいっぱい。直売所で買った加工品や特産品を賞味するもよし。注文の魚料理や寿司料理なども待ち時間1分程度とあって皆さん満足げでした。直売品は海のものが主ですが、地域の農産物や加工品などもあってなかなかのボリュウムでした。これはゼッタイ宮古でも見習った方がいいな、というのが私たちの感想でした。働いている人たちも地域のおばさんや漁協関連の人たち、という印象でまさに地産地消そして地元雇用の見本でした。

 以上、たいへん参考になる視察でした。

  

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