2010(平成22)年12月定例議会を終えて

 一般質問で多く取り上げられた事項といえば、やはり現下の耳目を集める話題や課題が中心になってくるのは自然のおもむくところといって差し支えのないところでしょう。今回は市民が納付した国民健康保険税55万円余の庁舎外持ち出し、その夜に盗難に遇ったとされる国保担当職員の不祥事。大神幼・小・中学校廃校決定を含む宮古島市学校規模適正化に伴う統廃合の行方。「海中公園を市民監視する会」が文字どうり監視を続ける狩俣の海中公園工事のズサンさ。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加(関税の完全撤廃)の問題。製糖工場の年内操業問題等々でありました。

 米軍機の宮古空港強制使用の問題(第7艦隊音楽隊演奏会)はこの一連の行事が議会開会と重なったこともあり、多くの議員が取り上げるという時間的余裕に乏しかったことが質問の数を減らす原因になったのではないでしょうか。

 ただ現下の耳目を集める話題や課題も大事ですが、そればかりではなく議員個人が立候補した動機や個人公約、議員としてのライフワーク(大げさ?)を重点に、市民福祉や市民の利益を目指す施策の実現に、常に立ち返るということは重要なことだと思われます。自分の戒めも含めて。

  

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